ケニア
ンガリアマ
ウォッシュド
ニュー・ンガリアマ生産者協同組合

kenya ngariama washed new ngariama farmers cooperativekenya

ケニア山の恩恵を受けるギチュグ地区ンガリアマ

kenya ngariama washed new ngariama farmers cooperativekenya  ケニア共和国は、アフリカ大陸の東部に位置する赤道直下の国です。国土面積は約58万k㎡で日本の1.5倍です。北にエチオピア、北西に南スーダン、西にウガンダ、南にタンザニア、東にソマリアと国境を接し、南東はインド洋に面しています。アフリカ大陸で赤道直下の国というとキリンや象、ライオンなどの暑いサバンナを想像してしまいますが、実はケニアはそんなに暑くありません。国土の大部分が標高1100~1800mの高原となっているため、年間平均気温は19℃という比較的すごしやすい気候です。
 ケニア共和国の国名はケニア共和国中央にそびえるケニア山に由来しています。アフリカ大陸で最高峰のタンザニアのキリマンジャロにつぐ第2位の標高は5199mを誇り、赤道直下に位置するにもかかわらず氷河を戴いています。このあたりの原住民族の間では、山の頂上には神が黄金の玉座に座っているという言い伝えがあり、ケニア山は「神の山」という意味のキリニャガ(Kirinyaga)と呼ばれています。ニュー・ンガリアマ生産者協同組合(New Ngariama Farmers Cooperative)は、ケニア共和国の首都ナイロビから北に約120km、ケニア中央部に位置するキリニャガ県ギチュグ地区ンガリアマにあります。この地域はケニアを象徴するケニア山の南山麓にあり、ミネラル豊富な土壌が良質なコーヒーの生産に非常に適しています。

ケニアで生まれた栽培品種SL28、SL34

 最初に東アフリカに広まったコーヒーは「フレンチミッション」と呼ばれ、1877年にフランス人宣教師(=French Mission)がタンザニアに持ち込んだ、レユニオン島由来のブルボンとイエメン由来のモカの間に生まれた「新芽がブロンズ色のブルボン」でした。 その後、ケニアの一部にも広がり、1885年頃タンザニアとの国境近くで栽培されていたのが、ケニアでの最初のコーヒー栽培だと言われています。1903年には、ケニアのカベテに東アフリカ初の本格的なコーヒー研究所となるスコット研究所が設立されます。スコット研究所は世界中から様々な品種を入手し、その後、ケニアは特徴的な品種を輩出していきます。品種SL28は、ケニアで最も高品質と言われる品種のひとつで、スコット研究所(Scott Laboratories)の頭文字SLの28番目の品種という名が付けられています。また、SL34は同じくケニアが輩出した高品質コーヒー品種で34番目に作られた品種です。

ニュー・ンガリアマ生産者協同組合

kenya ngariama washed new ngariama farmers cooperativekenya ニュー・ンガリアマ生産者協同組合には、男性1100名、女性700名、合計1800名のコーヒー生産者がが所属しています。彼らは1世帯当たり平均200本程度しかコーヒーの木を所有していないような小規模の生産者ばかりです。ニュー・ンガリアマ生産者協同組合所属の全てのメンバーは生産者研修をおこない、SL28とSL34という品種のみを栽培しています。ニュー・ンガリアマ生産者協同組合には精製処理施設もあり、収穫からパルピング(外皮果肉除去)、ミューシレージ(粘液質)除去、さらに乾燥までを迅速に行うことができ、より高いレベルでのコーヒー生産を可能にしています。収穫された真っ赤に熟したコーヒーチェリー(果実)は、精製処理施設に集められ、直ぐにパルピングされます。その後、16~24時間かけプールにてミューシレージ除去、水洗を経て、アフリカンベッドにて乾燥させます。アフリカンベッドとは、木や鉄製の枠を組み、そこにネットを張った乾燥棚のことです。アフリカンベッドを使うと、コーヒー豆の上からと、ネットの下側から入る風によって乾燥が均一になり、品質の高いコーヒー豆を作りあげることが可能になります。乾燥むらをなくすために定期的に攪拌させることがポイントで、7~21日という時間と手間をかけ高品質のコーヒー豆を生産しています。
 所属のコーヒー生産者へは、学校費用の立て替えや緊急時の資金サポートを行っています。農務省によるフィールドワークも実施しており、充実した生産活動になるよう支援をおこなっています。

テイスティング ノート

 まったりとしたミルクキャラメルのような苦味と柔らかい甘味があります。飲み心地は滑らかで、飲み進めていくとハチミツのような甘さがあり、余韻に完熟グレープのような爽やかなフルーティさを極わずかですが感じます。

甘味 ★★★★★★
コク ★★★★★★
まろやかさ ★★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味
苦味 ★★★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

生産者 ニュー・ンガリアマ生産者協同組合
エリア キリニャガ県ギチュグ地区ンガリアマ
品種 SL28、SL34
プロセス ウォッシュド
標高 1750m
オススメ焙煎 中煎り