コスタリカ
オルティス2000
ホワイト・ハニー・プロセス
エル・オルティス農園

costarica liberica natural winey process coffea diversa garden

スペシャルティコーヒー先進国コスタリカ

 コスタリカは小さなコーヒー生産国ですが、高品質なコーヒーを生産することで世界的に知られています。1992年からアラビカ種のみの栽培が法律によって定められ、ロブスタ種の栽培が厳格に禁止されています。また、コーヒーの全生産量の約50%がスペシャルティコーヒーだと言われるほどのコーヒー先進国です。オルティス2000農園は、コスタリカの8つの良質なコーヒー生産エリアの1つ、タラス地区にあります。タラス地区の激しい寒暖の差は、種子であるコーヒーの豆を守ろうと糖分をたっぷり蓄えたコーヒーの実を育てます。たっぷりと糖分を蓄えたコーヒーの実からたくさん栄養を与えられたコーヒーの豆は、旨みを増すわけです。タラス地区は、火山灰質の肥沃な土壌で、年間降水量は約3,000mmと豊富な上、綺麗な水にも恵まれ、良質なコーヒーを栽培するのに非常に適した環境が整っています。オルティス2000農園は、タラス地区の中でもドタバレーに位置します。2011年以後、カップ・オブ・エクセレンス(コーヒーの味を競うコンテスト)でドタバレーの農園が数回優勝していることもあり、近年は特に注目を集めているコーヒー生産エリアです。

カルデロン夫妻と4人の娘が作るコーヒー

costarica liberica natural winey process coffea diversa garden カルデロン・マルティネス家は、ドターバレーで3代にわたりコーヒー生産をしてきました。現在、エル・オルティス2000農園は、オマール・カルデロン・マルティネス氏とヨレン夫人、その娘たち、長女ジョクサイレニー氏、次女ジョイス氏、三女ジョアンナ氏、四女ディアナ氏の4姉妹で農園経営をしています。オマール・カルデロン・マルティネス氏は、エル・オルティス2000農園を含め8つのコーヒー農園を経営しており、2012年にはグラニートス・デ・アルトゥーラ・デ・オルティス・マイクロミルという精製処理場を設立しました。以前は、カップ・オブ・エクセレンス優勝経験もある兄が所有するロス・アンヘレス・マイクロミルで精製をさせてもらっていましたが、2012年以後は、一家で経営するグラニートス・デ・アルトゥーラ・デ・オルティス・マイクロミルでコーヒー豆の精製をしています。
 ファミリーでの農園経営は、両親が8つの農園の運営管理を、次女のジョイス氏を中心とした4姉妹が精製を担当しています。27~18才の4姉妹(2019年現在)が、水洗処理や天日乾燥、保管まで、8つの農園のコーヒー豆の精製を全てを担当しています。2012年に設立したばかりの若いグラニートス・デ・アルトゥーラ・デ・オルティス・マイクロミルですが、既に2014年にはカップ・オブ・エクセレンスを受賞しただけでなく、3年連続で入賞を果たすなど、早くもコスタリカのトップレベルの技術を身に着けています。
 8つの農園を持つファミリーが、一番愛情をかけてコーヒーを栽培している農園がオルティス2000農園です。農園の名前にもなっていますが、オルティス2000農園は標高2000m以上というドタバレーでも1番高い位置にあります。2000m以上の高地になると、コーヒーは結実しにくくなり、栽培は非常に難しくなります。しかし、結実したコーヒー果実は、冷涼な気候の中でゆっくり成熟し、その成熟の遅さが高地特有の豊かなフレーバーを生みだします。また、昼夜の寒暖の大きな差が果実の糖度を増し、コーヒー豆に栄養をたっぷり与えます。そして、果実の甘味が多ければ、ハニー・プロセスで精製した時にコーヒーの甘味に直結するという訳です。

ホワイト・ハニー・プロセス

costarica liberica natural winey process coffea diversa garden オルティス2000のは、姉妹たちが丁寧に愛情を込めてホワイト・ハニープロセスで精製したコーヒーです。ホワイト・ハニープロセスとは、ウォッシュド・プロセスとハニー・プロセスの中間のような精製方法です。ウォッシュド・プロセスとは、コーヒーの果実からコーヒー豆を取り出すための方法の1つで、収穫したコーヒーの果実から外果皮や果肉を除去し、綺麗に水で洗った後、天日乾燥をする精製方法です。ウォッシュド・プロセスは、コーヒー豆が持つ本来の風味を味わえる精製方法だと言えます。一方、ハニー・プロセスでは、外果皮と果肉を除去する時に、コーヒー豆の周りに付いた甘味のあるミューシレージと呼ばれる粘液質を残した状態で、ゆっくりと天日乾燥させる精製方法です。ハニー・プロセスでは、完熟果肉の甘味が豆に移り、ウォッシュド・プロセスでは得られにくいハチミツを思わせる独特の香りやボディをもったコーヒー豆に仕上がります。ホワイト・ハニープロセスとは、ウォッシュド・プロセスとハニー・プロセスの中間のような精製方法で、ウォッシュド・プロセスでこそ味わえる両親が作るコーヒー豆が持つ本来の風味と、姉妹が仕上げるハニー・プロセスでこそ味わえるコーヒー果肉の甘味が、程よくミックスされた絶妙なバランスのコーヒーを生みだすことが出来ます。

テイスティング ノート

ミカンのような爽やかなフレーバーと、アーモンドのような香ばしさが感じられ、飲み進めるほどにシロップのようなトロッとした甘味が現れます。甘味の後にキレイで柔らかい酸味がわずかにあり、後口はスッキリしています。

                                                                                                                        
甘味 ★★★★★★★
コク ★★★★★
まろやかさ ★★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味★★★★
苦味 ★★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

農園名 エル・オルティス 2000
農園主 オマール・カルデロン・マルティネス
精製 グラニートス・デ・アルトゥーラ・デ・オルティス・マイクロミル
エリア タラス ドタバレー
品種 カトゥアイ
プロセス ホワイト・ハニー・プロセス
標高 2000m~2100m
オススメ焙煎 中煎り