パナマ
サン ラモン
ウォッシュド
ラ・フロレンティーナ農園

panama san ramon washed finca la florentina

パナマの良質なコーヒー産地

  北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置するパナマは、カリブ海と太平洋に挟まれた熱帯性の気候に恵まれた自然豊かな国です。パナマと言えば、海上交通の要衝である太平洋とカリブ海、大西洋を結ぶパナマ運河が有名です。パナマでコーヒー栽培が始まったのは中米諸国の中では最も遅く、パナマ西部に位置するチリキ県のボケテ地区で1870~90年頃に始まったと言われています。コスタリカとの国境、パナマの西部に位置するチリキ県には、現在は休眠状態ですが活火山であるバルー火山(標高3,474m)があり、このバルー火山を挟んで南東にボケテ地区、南西にボルカン地区という2つの良質なコーヒー産地があります。2004年以降、ボケテ地区はゲイシャ種の栽培地として世界的に有名になりましたが、ボルカン地区はまだまだ世界的に有名というわけではありません。世界的にみたパナマのコーヒー生産量は僅かですが、このバルー火山の2つの産地では多くの中小規模の農園が栽培方法や精製方法に工夫を凝らし、スペシャルティコーヒーの生産に情熱を注いでいます。

3世代続く農園のサンラモン種

panama san ramon washed finca la florentin ラ・フロレンティーナ農園は、現在の農園主であるホセ・マルティン氏の祖父ルイス・マルティン氏が農園を開き、3世代にわたってバルー火山の麓、ボルカン地区のパソアンチョ渓谷でコーヒー栽培を続けてきました。ラ・フロレンティーナ農園は、豊富なミネラルを含む火山灰性土壌という良質なコーヒー栽培に適した環境をしています。また、標高の高さがもたらす昼夜の大きな寒暖の差により、コーヒーの木は種子であるコーヒーの豆を守ろうと果実に栄養分をしっかり蓄えます。このような素晴らしい環境のもと、ラ・フロレンティーナ農園ではアラビカ2大品種であるティピカ種やブルボン種といったコーヒー品種を中心に栽培してきました。しかし、このコーヒーはティピカ種やブルボン種ではなく、ラ・フロレンティーナ農園で栽培された稀少なサンラモン種100%のコーヒー豆です。サンラモン種は、1930年代に隣国コスタリカのサンラモンで発見されたティピカ種の自然突然変異種です。サンラモン種はティピカの矮性種で、木が小さいため生産性が低いですが、ティピカ種の良い部分を受け継いだような素晴らしい甘味を持っています。パナマらしいボルカン地区の素晴らしいテロワール(地勢・気候・土壌が生みだすその土地ならではの風味)を楽しめるコーヒーです。

テイスティング ノート

すっきりと軽い苦味の中に滑らかな甘味があり、バランスのとれた雑味のないクリーンなコーヒーです。

                                                                                                                        
甘味 ★★★★★
コク ★★★★★
まろやかさ ★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味★★
苦味 ★★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

 農園名 ラ・フロレンティーナ農園 
 農園主 ホセ・マルティン
エリア チキリ ボルカン
品種 サン ラモン
プロセス ウォッシュド
標高 1200m~1600m
オススメ焙煎 中煎り