メキシコ
クステペック
ウォッシュド
ラ・クステペック農園

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メキシコの良質なコーヒー産地チアバス

日本の約5.3倍の面積を持つメキシコの良質なコーヒー産地は、大きく3つに分けることができます。その3つの産地とは、メキシコ湾岸ベラクルース州、太平洋側中南部のオアハカ州、グァテマラ国境沿いのチアバス州です。それぞれの地理や天候などの環境が、それぞれの味覚特性を作り出します。一般的には、ベラクルース州産は酸味が弱めでフルーティで華やかさを有するコーヒー、オアハカ州産は個性が多種多様、チアパス州産は高地産の良質な酸味を有しチョコレートやベリー系の風味を持つコーヒーが産出される特徴があります。

サスティナブルな自然保護に力を注ぐクステペック農園

mexico cusutepec washed1911年にファン・ポーレンツ・ディークマン氏によって始まったクステペック農園は、チアパス州のエル・トリウンフォ生物圏保護区(La Reserva de la Biosfera El Triunfo)の高い山岳地帯の中にあります。メキシコ南部に残る最後の雲霧林地域であるエル・トリウンフォ生物圏保護区は、多様な常緑樹林が残り、絶滅危惧種の鳥であるケツァールやジャガーの最後の生息地の1つとなっており、そのほか様々な動植物が生存している自然保護地域です。クステペック農園は、コーヒーの伝統的な栽培方法であるシェードグロウン栽培を用い、サスティナブル(持続可能)なコーヒー栽培を通じ、自然保護に役立てています。熱帯特有の強い日差しや激しい雨からコーヒーの木を守るため、コーヒーは伝統的に熱帯林の日陰(シェード)で栽培されてきました。日陰で育ったコーヒーの木は成長が遅く、同じ面積で考えるとコーヒー以外の木を一緒に植える訳ですから収穫量も少なくなってしまいます。しかし、シェードツリー(日陰を作るための木)は、土壌の流出を防ぐだけでなく、熱帯に住む様々な動植物の生態系を守るという大切な役割を果たし、豊かな土壌を育ててくれます。標高1100~1200m付近でコーヒーを栽培しているクステペック農園の名は、農園のあるクステペック渓谷に由来しています。渓谷に農園があるため、ハリケーンなどの影響を受け難く、適度な降水量と湿度、高地特有の昼夜の寒暖の差など、高品質なコーヒーを育む条件が揃っています。12月から始まる収穫時期には雨がほとんど降らないため、十分に完熟したコーヒーチェリーを収穫することができ、その後もしっかり乾燥させるなど精製においても好条件が揃っています。

レインフォレスト・アライアンス認証

このコーヒー豆は、レインフォレスト・アライアンス認証を取得しています。レインフォレスト・アライアンスは、伝統的な栽培方法を用いて森林と野生生物を守り、労働者に適切な労働条件を与えている農園を認証しています。認証の主な内容は、『①熱帯雨林の日陰で育てること、②野生生物を保全すること、③化学肥料の使用を管理し、削減すること、④労働者に適切な労働条件を与え、地域社会全体が恩恵を受けること』です。農園には様々な樹種が生え、希少な種を含む多くの野生生物が生息しています。レインフォレスト・アライアンス認証コーヒーを選ぶことは、熱帯雨林を守ることに繋がります。

テイスティング ノート

上品なフルーティな香りと、スッキリしたほのかな苦味、口あたりが良く、飲み進めていくほど甘味を感じるコーヒーです。

甘味 ★★★★★
コク ★★★★★
まろやかさ ★★★★
香り ★★★★★★★
酸味  ★★ 
苦味 ★★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

農園名 ラ・クステペック農園
農園主 マリティン・ポーレンツ
エリア チアバス
品種 カトゥーラ
プロセス ウォッシュド
標高 1105~1250m
認証 レインフォレスト・アライアンス
オススメ焙煎 中煎り