コロンビア
モカ サントゥアリオ
ウォッシュド
サントゥアリオ農園

colombia mokha santuario washed

高品質コーヒーの産地ポパヤン高原

コロンビア国カウカ県は最高品質のコーヒー生産地として世界的に有名です。そして、そのコーヒーは濃厚で完璧なボディ、豊かでエキゾチックな香り、明瞭でバランスの良い酸を持っています。コロンビア中央山岳地帯の中、エコトポA-218地区は、日照、降水量、標高、土質などの条件の揃ったコーヒーの特産地です。この地域はポパヤン高原と呼ばれ、昼夜の気温差が非常に大きく、また豊かな降水にも恵まれ、高品質のコーヒー生産に適した土地です。標高の高さがもたらす昼夜の大きな気温差により、コーヒーの木は種子であるコーヒーの豆を守ろうと果実に栄養分をしっかり蓄え、高品質なコーヒーを育みます。

農園設計からスタートして12年でCOFFEE OF THE YEAR受賞

colombia mokha santuario washedサントゥアリオ農園は、元々放牧地であったところに、約30年以上前の古き良き時代のコロンビア・マイルドコーヒーを復活させるべく、なおかつ継続的な環境保全(土壌保全、地域社会への貢献、生物多様性の保護)の中でコーヒーの生産に取り組むべく、1999年にカミーロ・メリサルデ氏が農園を設計するところからプロジェクトをスタートしました。サントゥアリオ農園では、スペシャルティコーヒーとしての「至高のコロンビア・マイルドコーヒー」を生産するために、苗木の播種からコーヒーの収穫、精選にいたるまで非常に高いクオリティを持った作業マニュアルを作り上げています。農園は標高1850~2100mの丘陵地にあり、敷地面積は260ha、このうち約188haでコーヒーが栽培されています。農園の内外には、巨木が林冠をつくる豊かな森林が広がり、鳥やその他の野生動物の住居となっています。農園では、0.25haごとのユニット(区画)に分けて整備されており、シェード、施肥、除草、収穫などの作業管理をしっかりと行っています。シェードにはマメ科のテフロシアをメインに植え土壌内で窒素固定を実施し、葉の展開とチェリー育成に必要な無機質の土壌内維持を徹底管理しています。施肥管理は有機肥料の投与のみを行い、標高が高いため害虫問題は希少なため農薬の散布は行わず、農園内にハーブを植えることで対応しています。2011年4月、SCAA(アメリカ・スペシャリティ・コーヒー協会)が開催した『COFFEE OF THE YEAR 2011』でサントゥアリオ・ブルボンが世界のTOP10に選ばれました。1999年のサントゥアリオ農園のプロジェクト開始から、わずか12年という快挙です。

モカとは違う稀少品種モカ

colombia mokha santuario washed「モカ」という呼び方はコーヒーの中で最も紛らわしく、混乱の元になる言葉です。コーヒーの「モカ」という言葉には大きく分けて3種類の意味があります。まず、1つは一般的に良く知られているコーヒーの銘柄としての「モカ」です。ヨーロッパにコーヒーが伝播した頃、イエメンのモカ港からヨーロッパに向けて輸出されたコーヒー豆という意味から、イエメン産とエチオピア産のコーヒー豆は「モカ」と呼ばれてます。2つ目は、カフェモカなどのエスプレッソコーヒーにチョコレートやココアを入れたアレンジコーヒーの「モカ」。最後は、コーヒーの品種の「モカ」です。つまり、モカ種です。モカ種は前出のイエメン産やエチオピア産のモカとは全く違います。モカ種は、コーヒーの2大品種のひとつブルボン種発祥のブルボン島(現在のレユニオン島)で、ブルボン種が変異して生じたものだと考えられています。同じレユニオン島のローリナ種(別名ブルボン・ポワントゥ)と同じく、高品質のコーヒーとして評価されていた歴史を持ち、カフェイン含量が低く、一般的なコーヒーの約50%程度ということが明らかになっています。モカ種は、樹そのものも、葉も果実も種子も、全体的に小型化した矮性種で、生豆はこれまで知られている品種の中では最も小さく、その形状は非常に丸い。一見、ピーベリーと見間違う程です。モカ種はさび病に弱く、非常に管理が難しい品種のため、かなり稀少な品種と言えます。 サントゥアリオ農園では、試験農園にて25種類以上のコーヒー品種を栽培し、常に「至高のスペシャルティコーヒー」を研究しています。その試験農園で2002年プロジェクト当初から取り組んでいるのがモカ種でした。長年の研究と試験栽培を繰り返し、やっと出荷できる量の収穫をすることが出来るまでになりました。農園全体では90万本ものコーヒーの木を育てていますが、モカ種はわずか7000本しかなく、その栽培の難しさが分かります。

サントゥアリオ・コミュニティ・プロジェクト(地域社会への貢献)

コロンビアでは中規模、大規模のコーヒー農園でも地域社会への積極的な貢献を行っているところはほとんどありません。サントゥアリオ農園では1999年より薬草や果樹を植え、養蜂やエコツーリズムを行い、環境にやさしい持続可能な農園作りに取り組んできました。環境保全への取り組みは、直ちにコーヒーの品質につながるわけではありません。しかし、自然との調和の中で育ったコーヒーの実はゆっくりと熟し、将来にわたって最高品質のコーヒーがもたらされることでしょう。プロジェクトでは農園で成功した技術、知識、経験をまず近隣のパエズ村に提供し、プロジェクトモデルをつくりはじめています。そして、子供たちの教育にも力を入れ、村の人々が将来にわたって持続安定した生活が送れるように地域社会への貢献にも力を入れています。

テイスティング ノート

爽やかな柑橘系の香り、ブラックチョコレートのようなアフターテイストまろやかで濃厚なコクと、まったりとした甘味の余韻がいつまでも続くコーヒーです。

甘味 ★★★★★
コク ★★★★★★★
まろやかさ ★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味  ★★ 
苦味 ★★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

農園名 サントゥアリオ農園
農園主 カミーロ・メリサルデ
エリア ポパヤン
品種 モカ種
プロセス ウォッシュド
標高 1850~2100m
オススメ焙煎 中煎り