ブルンジ
ブジラグヒンドゥワ
ブルボン
ウォッシュド

burundi buziraguhindwa

スペシャルティコーヒーの新鋭ブルンジ

burundi buziraguhindwa 中部アフリカの内陸に位置するブルンジ共和国は、ルワンダ、コンゴ、タンザニアと国境を接する日本の北海道の3分の1程の小さな国です。16世紀に誕生したブルンジ王国は、19世紀末にドイツによって植民地化され、第一次世界大戦後にベルギーの手に渡り、1962年にベルギーから独立しました。1993年には内戦が勃発し、長く政治的に不安定な状態が続きましたが、2010年に民主制に移行し、平和を取り戻しつつあります。しかし、国連の発表によると、人々の生活の質や発展度合いを示す人間開発指数は、世界187カ国のうち178位(2013年)で、世界の最貧国のひとつです。ブルンジにコーヒーが伝わったのは1933年で、ベルギーの宣教師がレユニオン島から持ち込んだブルボン種が最初だと言われています。ブルンジのコーヒー生産量は、世界の生産量の0.3%にすぎませんが、国民の86%は農業に従事し、コーヒーは総輸出の72%を占めています。2012年にはブルンジでもコーヒー品評会(Cup of Excellence)が開催され、コーヒー新興国の道を歩み始めています。まだまだ日本では馴染みのないブルンジですが、コーヒーにおいてはユニークな個性を持ったものも多く、その多様性には目を見張るものがあります。

地域一丸となった高品質コーヒー生産

burundi buziraguhindwaブジラグヒンドゥワとは、ブルンジの北西部のカヤンザにあるコーヒー精製処理施設のある丘の名前です。カヤンザは素晴らしいテロワールを持ったコーヒーの生産地ですが、まだコーヒーの生産地としては有名ではなく、紅茶の生産地としての方が有名です。カヤンザは、約100年にわたり森林保全されてきたキビラ国立公園が近くにあり、猿や鳥などの野生動物が多く見られる豊かな自然環境の地域です。標高1896mにあるブジラグヒンドゥワの精製処理施設は、ブルンジの中でも最も高い場所に位置する精製処理施設のひとつです。ラマダン・サラーム氏とエメ・チャールズ・ビューワー氏は、2007年にコーヒー精製処理施設の可能性を信じ計画をスタートさせ、2010年の春に精製処理施設を完成させました。ブジラグヒンドゥワのコーヒー生産者のほとんどは野菜や果物なども栽培しているような1~2ヘクタールの小さな農家ですが、彼らは周辺の3000に及ぶコーヒー農家と協力しながら品質の向上を最優先課題に、最適な農業技術と精製処理技術を進化させてきました。ラマダン・サラーム氏とエメ・チャールズ・ビューワー氏は、周辺地域のコーヒー生産者団体の協力のもと透明性の高い支払システムを構築し、3年後の2013年、ブジラグヒンドゥワのコーヒー生産者の収入をブルンジのコーヒー生産者の平均より20%も増やすことに成功しました。また、地域の学校の建物を3つ増設するなど、将来に向けての活動もしています。豊かで綺麗な水資源を利用したウォッシュドプロセスで精製したパーチメントコーヒーを、木や金属製の枠を作り、そこにネットを張った伝統的なアフリカンベッドを使い丁寧に乾燥させています。下からも風を通しながら均一に乾燥させることで、高品質なコーヒーを完成させることに成功しています。このような丁寧で綺麗な精製はクリアなコーヒーの味やフレーバーにも表れており、同じ東アフリカのケニアやルワンダとは違うブルンジならではの、ここブジラグヒンドゥワならではのテロワールを楽しむことの出来るコーヒーに仕上がっています。

テイスティング ノート

苦味が少なく、グレープフルーツやメロンのような甘味があり、リンゴやカモミールのような華やかな香りが楽しめるコーヒーです。スッキリとした綺麗なコーヒーで、爽やかな甘味が余韻として残ります。

甘味 ★★★★★★
コク ★★★★★
まろやかさ ★★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味 ★★★★
苦味 ★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

生産者 ブジラグヒンドゥワ生産者協同組合
責任者 ラマダン・サラーム
エリア カヤンザ
品種 ブルボン
プロセス ウォッシュド
標高 1900~2050m
オススメ焙煎 中浅煎り