ニカラグア
パカマラ ピーベリー
ウォッシュド
リモンシリョ農園

nicaragua pakamara peabery washed

名門ミエリヒ家のコーヒー

nicaragua pakamara peabery washed ニカラグアは、中米の中央部に位置し太平洋と大西洋の間にあり両方の大海に面しています。北にホンジュラス、南はコスタリカに接しています。中米最大の面積を持ち西部は山岳地帯で東部にはジャングルが広がっています。リモンシリョ農園は、ニカラグアの中部に位置するマタガルパ県にあります。マタガルパ県には、イサベリア山脈やダーレン山脈があり、標高の高い地域です。一般的なニカラグア・マタガルパ県のコーヒー生産は、標高700m~1200m程度で行われております。リモンリショ農園では、やや標高が高めの980~1350mでコーヒー生産が行われています。熱帯の南米で、標高の高い所は昼夜の寒暖の差が大きくなります。このような過酷な状況では、コーヒーの樹は種子であるコーヒーの豆を守ろうと実が栄養をたくさん蓄えます。栄養をしっかり蓄えたコーヒーの実はコーヒー豆に栄養をたくさん与え、上質のコーヒー豆を育てます。
 リモンシリョ農園のオーナーであるミエリヒ家とコーヒーの歴史は古く、1888年に遡ります。 ドイツの地質学者だったブルーノ・ミエリヒ氏が、地質調査と鉄道建設のサポートのためにマタガルバに到着したのが1888年です。その貢献にニカラグア政府はマタガルバの北の高地を彼に与えました。そこにコーヒーを植えたのがマタガルバ地域のコーヒーの歴史の始まりです。リモンシリョ農園は、熱帯雨林を髣髴とさせる山奥の山林に位置しています。美しく管理された木々や竹林、コーヒーの佇まいは、あたかも庭園のような趣き。シンボルともいえる滝からもたらされる豊富な水資源と湿度が、この農園の特徴的なテロワールを生みだします。

nicaragua pakamara peabery washed ニモンシリョ農園は、収穫されたコーヒチェリー(果実)からコーヒー生豆を完成させる全ての工程を行うことのできる乾燥施設・ドンエステバンミルを所有します。これはニカラグアでは非常に珍しく、収穫したコーヒーチェリーに迅速で的確な精製処理をすることができ、高品質なコーヒーを作りあげることに繋がっています。ドンエステバンミルは、ニカラグアで初めてのフルトレーサビリティの乾燥施設で、精製したコーヒー生豆には、トレーサビリティカードが発行され、厳密な管理がされています。地面はパティオではなく、黒い寒冷紗のようなシートが張られ、空気と水分が通過するようにされています。2013 年には、ビニールハウス3段アフリカンベッドを建設し、ここでスペシャルティコーヒーの乾燥を行っています。アフリカンベッドとは、木や鉄製の枠を組み、そこにネットを張った乾燥棚のことで、ネットの下側からも風が入ることによって乾燥が均一になり、品質の高いコーヒー豆を作りあげることが可能になります。その工程は、まず2日ほど、黒いシートの上で乾燥させ、その後3段アフリカンベッドの上段で数日、その後中段(少し日陰)で数日乾燥させるという方法が採られています。このようなキメの細かい乾燥方法も、リモンシリョ農園の品質の良さを裏付けています。

稀少種パカマラの稀少なピーベリー

nicaragua pakamara peabery washed 1898年にブラジルで発見されたティピカの突然変異種マラゴジッペ。1956年にエルサルバドルで発見されたブルボンの突然変異種パカス。1958年、エルサルバドル国立コーヒー研究所(ISIC)は品種改良の研究を開始しました。そして、さまざまな品種の中から複数の品種を掛け合わせ、辿り着いたのがパカスとマラゴジッペでした。マラゴジッペは、柔らかい酸味と甘味が特徴的で、通常のコーヒー豆よりかなり大粒な稀少品種です。パカスは、小粒ながらも丸みのあるコクとスッキリした甘酸っぱさが特徴の品種です。これら2つの品種を掛け合せたのが、エルサルバドルの【パカマラ】です。ここ数年、この新しい品種【パカマラ】は世界で最も注目を浴びている品種のひとつです。ゲイシャ種にも似た素晴らしい香りを持っており、近隣の各国でもコンテストで素晴らしい結果を得ています。しかし、生産量が少なく稀少な品種です。
 このコーヒーは、リモンシリョ農園が作りあげた稀少品種パカマラの中から、稀少なピーベリーばかりを集めたものです。通常のコーヒーの豆は、1つの実の中に2つの種(コーヒー豆)が形成されますが、時折、片方の豆に栄養が偏り、片方の豆のみが成長してしまうことがあります。その栄養分が偏り、丸く成長した豆がピーベリーです。通常のコーヒー豆の7~8%程度がピーベリーとなります。7~8%しか採れない訳ですからピーベリーは稀少なコーヒー豆と言えるでしょう。通常1つの実の栄養を2つの豆で分けるところを1つの豆が栄養を全て吸収するのでピーベリーは栄養過多になる分、味わい深いと言えます。大粒であるパカマラ種のピーベリーは、他の品種のピーベリーと比べると非常に大粒なのも特徴的です。

テイスティング ノート

柔らかいフレッシュ・ライムにも似たほのかな香り。丸みのある爽やかな柑橘系の酸味が、飲み進めるにつれ滑らかな甘みに変化していきます。

甘味 ★★★★★★★
コク ★★★★★★
まろやかさ ★★★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味  ★★★★★ 
苦味 ★★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

農園名 リモンシリョ農園
農園主 エルイン・ミエリッヒ
エリア マタガルパ
品種 パカマラ
規格 ピーベリー
プロセス ウォッシュド
標高 980m~1350m
オススメ焙煎 中浅煎り