ペルー
サンディアバレー
ウォッシュド

peru sandia valley washed

世界第8位のコーヒー生産国ペルー

peru sandia valley washed南アメリカ西部に位置するペルー共和国は、北にコロンビア、北西にエクアドル、東にブラジル、南東にボリビア、南にチリと国境を接し、西側は太平洋に面しています。ペルーは日本の約3.5倍の面積を持つ大きな国で、南回帰線の内側に位置するため、緯度上では熱帯圏に含まれます。しかし、さまざまな地理的影響を受け、地域によって異なった気候を持つことが特徴のひとつとなっています。大きく3つのエリアに分けられ、その約半分を占めるのが熱帯雨林、次いでアンデス山岳地域、太平洋岸に広がる海岸砂漠地域となっています。コーヒーは、ペルーにおいては伝統産品のひとつと位置づけられており、最も輸出量の多い農産品です。ペルーのコーヒー生産量(2013年度)は、ブラジル、ベトナム、インドネシア、コロンビア、インド、ホンジュラス、エチオピアに次ぐ世界第8位となっています。主な輸出先はドイツとアメリカで、コーヒー輸出量の約60%がこの2ヶ国に輸出されるため、ペルー産のコーヒーは、まだまだ日本では認知されていないのが現状です。ペルーの主な産地は、フニン、カハマルカ、クスコ、サンマルティン、アマソナス、パスコ、アヤクチョ、そして、プーノです。これらの産地に共通しているのは、肥沃な土壌と、年間を通じ一定の適した湿度、20~30℃という安定した気温です。これらの理想的な自然環境がコーヒーの栽培には非常に適しており、安定した生産量を誇っています。古くからコーヒー生産の行われていた北部のカハマルカ、アマソナスなどが、有名な産地です。

ペルーのボリビア系高品質コーヒー

peru sandia valley washedペルー南部、ボリビアと国境を有するプーノ州の山奥サンディアバレーは、ペルーの他のコーヒー産地とは出自が全く異なるコーヒー産地です。この地域はボリビアに近いこともあり、アイマラ族が暮らしています。アイマラ族は、アンデス山中のペルー南部とボリビア西部にまたがるチチカカ湖周辺に住む先住民族です。もともと標高3800mのチチカカ湖周辺に住んでいたアイマラ族は、1930年代にラニーニャ現象の影響を受け、肥沃な土壌も持つ住みやすい低地を求めました。チチカカ湖周辺(標高3800m)に住む人から見れば、サンディアバレー周辺(1700m)は立派な低地だったようです。こうしてアイマラ族が移住してきたサンディアバレーには、ボリビアのコーヒーの90%を生産しているユンガス地域で働いていたアイマラ族の移住も多くみられました。その後、ユンガスから移住してきたアイマラ族によって、この地にコーヒーの木が植えられたそうです。そのため、栽培方法や栽培品種はボリビアのユンガス産のコーヒーと非常に似ていますが、サンディアバレーのテロワール(地理、地勢、土壌、気候など)が複雑に作用し、エキゾチックなフレーバーを持つ素晴らしい風味のコーヒーを作り出します。平均2ヘクタール程度の小農家4700ファミリーからなるサンディアバレー・コーヒー生産者協同組合は、カッピングコントロールを最重要としています。品質管理が徹底され、トレーサビリティ、農業指導は、ペルーでも最高のレベルにあります。サンディアバレー・コーヒー生産者協同組合は、チチカカ湖より北部へ車で10時間ほど山奥のプティナプンコという町にあります。山深い土地ながらも、ペルー屈指の高品質なコーヒーを生産するエリアとして名高い所以は、そうしたクオリティの高さによるものです。ここ数年は、高品質のスペシャルティコーヒーを産出するエリアとして、世界中から注目されつつあります。白ワインやオレンジを感じさせるエレガントで柔らかい酸味は、飲み進めるにつれ変化していきます。まさに、アフターテイストの変化が楽しめるコーヒーです。フルーティで雑味のないクリーンなカップが、精製の良さを物語っています。

テイスティング ノート

白ワインやオレンジを感じさせるエレガントで柔らかい酸味は、飲み進めるにつれ変化していきます。まさに、アフターテイストの変化が楽しめるコーヒーです。フルーティで雑味のないクリーンなカップが、精製の良さを物語っています。

甘味 ★★★★★★★
コク ★★★★★
まろやかさ ★★★★★★★
香り ★★★★★★★
酸味  ★★★★★ 
苦味 ★★

★印8段階、オススメ焙煎での評価です。

コーヒー豆 データ

生産者 サンディアバレー・コーヒー生産者協同組合
エリア プーノ州プティナプンコ
品種 ティピカ70%、カトゥーラ30%
プロセス ウォッシュド
標高 1300m~1700m
オススメ焙煎 中浅煎り